XeTeXに関するメモ

5. 改行を空白にしないために

XeTeXでは,(ptexと違い)改行があると,コンパイル時にそれを空白として認識してしまいます.
それを回避するためには,以下のように改行の直前に % を挿入すればよいです.

\documentclass[12pt]{article}

%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
\usepackage{xltxtra}
\setmainfont[Mapping=tex-text]{メイリオ}

\XeTeXlinebreaklocale "ja"
\XeTeXlinebreakskip=0pt plus 1pt
\XeTeXlinebreakpenalty=0
\renewcommand{\baselinestretch}{1}
%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

\begin{document}
あいうえお
あいうえお%
あいうえお
\textbf{あいうえお}%
あいうえおあいうえおあいうえおあいうえおあいうえおあいうえお
ABCDEFG
ABCDEFG%
ABCDEFG
\textit{ABCDEFG}%
abcdefg\textit{abcdefg}
$\alpha\beta\gamma\delta$
\end{document}

注意:上のソースではMicrosoftのフォント「メイリオ」を指定してます(イタリックやボールドがあるので便利).お持ちでない方は,他の日本語フォントの変えてください.例えば:
\setmainfont[Mapping=tex-text]{ヒラギノ明朝 Pro W3}

改行に関するもっと詳しい情報はこちら->http://zrbabbler.hp.infoseek.co.jp/xelatex.html

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4. ソースの見本(article, amsartクラス)

TeXに対してLaTeXがあるように、 XeTeXにもXeLaTeXがあります.ここでは、日本語の文章をXeLaTeXでコンパイルしてみてましょう.そのためにはLaTeXの articleクラス( “jarticle”でない)に少し「おまじない」を付け加える必要があります.具体的な手順は:

1)TeXShopを起動してください
2)TeXShopの使用プログラムはデフォルトでは「LaTeX 」なので、「XeLaTeX」に変更してください.


3)次のsourceをTeXShopのエディタ画面にコピーしてください.
    %%% XeLaTeX-article/amsart sample%%%

    \documentclass{article}
    %\documentclass{amsart}

    %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%
    \usepackage{fontspec,xltxtra,xunicode}

    \setmainfont[Mapping=tex-text,Bold=Hiragino Kaku Gothic Pro W6]{Hiragino Mincho Pro W3}
    %\setmainfont[Mapping=tex-text,Bold=MS PGothic]{MS PMincho}

    \usepackage{setspace}
    \setstretch{1.2}
    \usepackage{indentfirst}
    \XeTeXlinebreaklocale "ja"
    \XeTeXlinebreakskip=0em plus 0.1em minus 0.01em
    \XeTeXlinebreakpenalty=0
    \renewcommand{\baselinestretch}{1.4}
    \settowidth{\parindent}{あ}
    %%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%%

    \begin{document}
    惚れて通えば 千里も一里 逢えずに帰れば また千里
    \end{document}


    4)このsourceをお好きなところに名前をつけて保存してください.ちなみに、保存のエンコーディングは「Unicode (UTF-8)」(特殊なエンコーディングを選ぶと、後々面倒が起きる可能性があります)、フォーマットは「TeX Document」がよいでしょう.
    5)タイプセットしてください.プレビューアが開き、都々逸が表示されれば成功です.


      注意1: amsartが好きな方は

      \documentclass{article}

      でなく

      \documentclass{amsart}

      を使ってください.


      注意2:フォントの指定ですが、source の6行目でヒラギノ明朝 Pro W6・ヒラギノ角 Pro W3を英語名で指定してます:

      \setmainfont[Mapping=tex-text,Bold=Hiragino Kaku Gothic Pro W6]{Hiragino Mincho Pro W3}

      この行のフォント名を好きなフォントに変更してください.例えばMS P 明朝・MS P ゴシックにするには、次のように変更してください.

      \setmainfont[Mapping=tex-text,Bold=MS PGothic]{MS PMincho}

      注意3:MacOSXにインストールされている日本語フォントの英語名を調べるには、アプリケーション内のFont Bookを起動し、日本語フォントを選択し、[ファイル]→[フォントを検証]を選ぶと該当フォントの「英語名.拡張子」が表示されます.

      皆様からのコメント(補足修正など)お待ちしております.

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      3. TeXShopで制御

      TeXShopっていうソフトでXeTeXを使うっていう設定で話を進めます.

      TeXLiveMac用のTeX環境をインストールするとTeXShopっていう編集・プレビューアソフトも含まれています.

      TeXShopで、LaTeX用の英語文章(この段階では日本語はダメよ)のソースをちゃんとコンパイルできるような状態にしてください.TeXLiveでインストールすればデフォルトで動くと思いますが、動かない方は

      を参考にしてください.

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      2. XeTeXのインストール

      TeXLiveMac用のTeX環境をインストールするとXe(La)TeXも自動でインストールされます.Xe(La)TeXもLaTeX同様、TeXShopで編集・コンパイルなどできます.

      (TeXLiveとかTeXShopとか使ってない方、または常に最新のバージョンじゃないと気の済まない新しいもの好きちゃんは、XeTeXのみのインストーラも入手できます.)


      他のOSの方はこちらを参照:

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      1. はじめに

      昔、卒研生のためにつくったASCII pTeXのMac用バイナリ(pTeX Package for MacOSX)を配布してました.しかし、私自身、論文書く時は英語のLaTeXしか使わないし、日本語使うためだけにpTeXのバグを修正し続けるのに意義を見いだせなくなり、配布をやめました(ちなみにMac用のpTeXのパッケージは小川氏が配布しています.非常によくできたものです).それで普段は

      TeXLiveLaTeX + TeXshop

      を使っています.どうしても日本語でLaTeXを使わなくていけないときは、

      XeTeX
      っていうソフトウエアを使っています.編集者や印刷屋さん目線でみると、できた文章はpTeXほど“きれい”じゃないんですけど、なんか長い目でみてXeTeXの方が、良さそうな気がします(ただの新しいもの好きってだけかもしれませんが).そこで、XeTeXについてメモを残して行きます.

      XeTeXはUnicode対応で(SJISとかにおさらばさ!)、多くの言語・書体に対応しています.LinuxWindowsにも対応しているようですが、ここではMacOSXをOSに仮定し話をすすめます.なおXeTeXに関する詳しい説明は

      http://www.tug.org/xetex/

      TeX Wiki (日本語)

      をご覧ください.


      皆さんからのコメント・アドバイスもお待ちしています.

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