京都教育大学、教育学部学部生のうち数学を主として学ぶ学生が所属する専攻です。 数学的な考え方と、論理的で明晰な表現力を養う教育を進めています。 コンピュータを使用した数学教育の教材を利用・開発する能力を養うカリキュラムも用意されています。 数学領域専攻では、現代の数学とその応用に関わる諸概念についての幅広い理解と豊かな見識を基盤として持ち、数学及び数学教育に関わる十分な実践力を有する、 おもに小学校・中学校の教育現場で活躍し得る人材を育てることを目的にしており、数学及び数学教育学の基礎をしっかりと修得することになります。 さらに、数学の教科専門の科目をしっかりと学習すれば、高等学校教員への道も開けています。 本専攻では、数学の諸成果を単に知識の羅列として学ぶのではなく、 感性も含めて、数学的な考え方と論理的で明晰な表現力を養うことに重点を置いて教育を進めています。 さらに、数学教育の歴史、生徒の認知発達を踏まえた教材作成の方法等を学び、 教育実習などで実際に教える経験を通じて、数学及び数学教育学の理解を一層深め、 その知見を教育実践の場で生かし得る能力を養っていきます。 また、コンピュータを使用した数学教育の教材を利用・開発する能力を養うことを目的として、 情報学を基礎から履修することができるようなカリキュラムも用意されています。 卒業生の多くは小・中・高の教員になりますが、大学院へ進学する者や、公務員や一般企業に就職する者もいます。
京都教育大学大学院、連合教職実践研究科大学院生のうち 教科学習探究コースの5プログラム中、数理自然・技術プログラムに所属する大学院生が所属します。 このプログラムは数学教育の他、理科教育、技術教育の理系教育がまとまったプログラムです。 令和4年度は教科学習探究コース(30名募集)に対して、数理自然・技術プログラムには7名の院生が入学し、そのうち数学教育を学ぶ院生は3名です。
IoTやAI等の技術の発展に伴い、膨大な知識・情報を適切に扱う能力が必要となる知識基盤型社会では、グローバルな視点から科学的、 創造的に思考・行動することが求められます。本プログラムでは、社会・自然などを科学的に観察・分析する力、及びそれらを判断・行動へと展開していく力の養成を企図します。 こうした力を児童・生徒の発達段階に応じて、協働的、段階的に育成することのできる教員を養成します。
詳しくは大学webサイトの情報をご覧下さい。
京都教育大学大学院、教育学研究科大学院生のうち数学を主として学ぶ学生が所属するより高度な知識に支えられた数学教育のスペシャリストの養成を目指す専修です。 算数・数学は全世界共通の教育科目です。 それは自然科学・人文科学を支える道具であるということのみならず、 社会生活をおくる上でも不可欠な概念だからです。 算数・数学は、得意不得意はあれ、小・中・高等学校で誰でも学んできたわけですから、 誰でも教えられるという錯覚に陥りがちです。 しかしながら算数・数学の教育は、正しい訓練と日々の鍛錬を経ずして成し得ないものです。 本専修では、算数・数学を小・中・高等学校の生徒に対して正しく教育できる人材の育成、 さらに教育界のみならずあらゆる世界で正しい指針を示し行動できる人材の育成を目指しています。 そのためには学部時代に現代数学(線形代数学、解析学、位相)の基礎と数学教育(初等教科教育、中等教科教育)の基礎を習得していることが不可欠です。 このような基礎を元にして、より高度な数学・数学教育について研究していきます。
なお、令和4年度以降は新しい大学院「連合教職実践研究科 教科研究開発高度化系」の「教科学習探求コース(数理自然・技術プログラム)」へ移行しました。詳しくは大学webサイトの情報をご覧下さい。
数学領域専攻の学部生約120名の指導を担当する教員が構成する組織。詳しくはこちら。
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Department of Mathematics, Kyoto University of Education